SE業務まで担うケースも

Webプログラマは、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてWebシステムを開発するのが仕事ですが、プロジェクトが小・中規模の場合はシステムエンジニアの業務である設計や全体管理まで行わなくてはならない場合があります。
したがって、Webプログラマには、HTMLやCSS、JavaScriptなどの基本的な知識以外にもさまざまな知識が必要です。
それらの知識を深め、活用することがWebプログラマの目標となります。
どのような知識を深めればよいかというと、例えばLinux環境におけるサーバー構築やセキュリティ対策です。
Linux環境におけるサーバー構築ができるようになると、サーバー全体を1人で構築できるスキルが身に付き、プログラミングだけでなくサーバー構築という1歩進んだ技術を得られ、業務全体を把握することができます。
Linuxは安全に構築しやすく、フリーで利用できるという利点があります。
サーバーを構築し、インターネット上に公開すると不正攻撃や侵入行為などさまざまなリスクが発生します。
そのような事態に備えて、セキュリティに対する知識も深めることが大切です。
セキュリティ対策としては、Linuxの設定やApacheなどのサーバー設定をしっかり勉強し、ルーターなどのネットワーク機器の設定にも詳しくなっておく必要があります。
このようにWebプログラマの仕事は幅広い知識を活用して業務を行わなければならないので、常に新しいことを学んでいく姿勢が大切です。